今回はモラ-ヌ・ソルニエ WR、1913年シュナイダーレース機です。前回のソッフィースと同年の機体ですが
この機体は資料がさらに少なく水上機のモノは見つかりません。陸上機の三面図がありましたので少ない写真を見ながら図面を起こしてみました。
ハッキリしないところがあり抜けてる部分もありますがあとは写真で想像しながら進めたいと思います。
資料が少ない機体は、難しさと楽しさが混在していますね。
あまりにも資料があると逆に手が出ない場合もあります。
人気のあるWW2のドイツ機などは、メーカーも資料がありすぎて困っているようです。
楽しみにしています。
まずは胴体及びコックピットです。箱型の胴体ですので2mmの檜板で組みました。シナベニアの手持ちがなかったので代用です。
コックピットの部分だけは1mm程度削り込みました。コックピット内はいくつかの資料の寄せ集めです。
陸上機の資料を見るとシートは馬に二人乗りするような感じですごくタイトな感じですがレース機なので一人用だろうと勝手に想像しました。
いつもながらの素晴らしい細工ですね。
檜板は、削りやすいですか。
この時代の航空機は、飛ぶということが危険を伴うのでしょうね。
檜を使用したのは多分初めてかと思います。木目がはっきりしている分削りずらいですね。
ただ今回、殆どがサンドペーパーでの作業なので然程のことはありませんでしたが、サンディングシーラーで
しっかり目止めしないと木目が浮き出てきますね。
ある程度の強度も必要ですので2㎜厚ということが今回の決め手でした。
エンジンカウル及び周辺を制作しました。
0.2㎜のアルミで二分割で叩き出してみました。繋ぎ目に隙間が開いたりしてますがパテ埋めで誤魔化しました。
塗装しますので問題ないかと思います。裏側に瞬間接着剤を塗布して少し強度を出しました。
アルミの素材感が素敵ですね。
以前、プロのモデラーにアルミの扱い方を実際に教わったのですが、なかなか実践するところまで至っていません。
私もそういう機種を作ってみたいと妄想しています。
主翼及び尾翼等を進めます。
まず主翼からです。今回はRがきついためまず、Bottomの形状をバルサで削り出し、それに
水を浸透させた3㎜の板を固定してカラカラになるまで暫く放置しておきました。
Bottomの形状が出ればあとはTOP面の削り出しです。随分と楽です。
この後はリブラインの制作です。
右翼は間違って逆に切り落としてしまいました。長めに作っていたので残りでギリギリ足りました。
相変わらず凡ミスをやらかしてます。
相当なキャンバーですね。
この時代の機体を製作するときは、翼がポイントですね。
薄板は朴材ですか。
水で濡らした後は、固定はテープですか。
材料はアガチス材です。水の浸透性も良さそうなので使ってみました。
ただ木目が浮いてくると思われますので修正にチョット手間がかかりそうです。
固定はロープ等では跡がついてしまいますし、テープですと緩みそうで。
よくある大きな金属のクリップで前後の幅を多めに取って横一列に挟みました。
途中、確認のために外したりする時も簡単です。
アガチスは使ったことがありません。
大変参考になります。
大型のクリップはいいアイディアですね。
私は、朴の薄板は、下記から購入しています。ハズレはないお店です。
https://tsuneki.ocnk.net/product-list/73
3ミリの薄板が注文できるのはいいですね!
次回から利用させてもらいます。ありがとうございます。
本年もお世話になります。
主翼、尾翼まわり、エンジンそしてフロートの支柱等の制作を一気に進めました。
分からないところが多く、ざっとでも組み上げて全体を見たかったためですが取り敢えずはそれなりの雰囲気は出たかな
と思ってます。
厄介な張り線が残ってます。この手の機体はハリセンがないと間抜けですね!
気長に進めようと思います。
こちらこそ本年もよろしくお願いいたします。
いい感じですね。
張り線は何を使われるのですか。
ぼくは一度も作った事がありません。
前回の場合は0.3ミリのピアノ線を使ってます。フック用は1センチくらいの長さのエナメル線等、柔らかい材質のもので先端に輪を作りピアノ線に瞬間で
固定してます。
ターンバックルは真鍮線で中央部を太らせてそれらしく見せました。
今回も同様かと思いますがターンバックルはシールド線の外皮を使って真鍮線を差し込んでやってみようと思ってます。
大変参考になります。
いつか使える機種を作成したいものです。
やっと完成です。
途中仕事で中断してましたがなんとか出来あがりました。
張り線は疲れます!!目はショボショボ、肩はバリバリ、その割には仕上がりは
なんか違う感じでイマイチですがここで強制終了です。
いつもながらの素晴らしい出来ですね。
羽布張りが透けているようです。
張り線のテンションがよく効いていますね。