今回は1913年ゴールデンベネット・レース出場のデペルデュッサン・モノコックです。
図面に関しては1911年(1912かも)のはありますが1913年のは怪しい感じですので写真と仕様はありましたので描き
起こしてみました。
ただコックピット及び一部はその後の検索で一寸違うようです。この部分についてはぶっつけ本番で作業するつもりです。
残暑お見舞い申しあげます。
Deperdussinは、レーサーそのものというフォルムですね。
良い図面を描かれたのですね。
楽しみです。
1.1913年11月22日『Flight』・・・Gordon Bennett レース直後に掲載された同時代資料
〇 ロシアのサイト
https://flyingmachines.ru/Site2/Crafts/Craft25726.htm?utm_source=chatgpt.com
〇 Prévost R2」の形状記述です
FlyingMachines.ruには、Leonard Opdycke の
French Aeroplanes Before the Great War からと思われる記述も転載されています。
そこでは1913年型を明確に
"Monocoque Reims. 1913: Prevost flew in R 2 in the Gordon-Bennett race"とし、さらに、
leading-edge root extensions翼後縁はわずかに曲線翼弦は翼根より翼端の方が大きい翼根には大きな切り欠きdouble / triple kingposts の両仕様があったと説明しています。
つまり1913年 Gordon Bennett優勝機を作る場合、主翼平面形は普通の矩形翼でも、翼端に向かって細くなる翼でもなく、
引用翼根が狭く、外側へ行くほど翼弦が大きくなる独特の「逆テーパー」に近い形
だというのです。。
これは当時の
Flight にも、翼が「rootよりtipでchordが大きい」と明記されています。ロシアの資料集でもこの記述が保存されています。
お役に立てれば幸いです。
ありがとうございます。
ロシアのこのサイトは私も見ました。左の写真のタイプかと思いますがこの場合は水上機として1912年となっていましたので最終的に右の写真のタイプにしました。貼り線の支柱が3本で組まれてます。中央の参考図の左が1912年タイプ胴体の長さが少し短かく、右が図面は怪しいですが寸法と写真を見比べながら描いてみました。
ひょっとしたら年号が間違っているのかも知れませんがやはりデザインとしてはこのタイプが一番かな?
ロシアの資料は、あまり信用しすぎない方がよさそうですね。
水上機型と陸上機型では、思っていた以上に違いがあるのですね。
図面の問題だけでなく、航空機史としても大変興味深いところです。
いろいろ教えていただき、大変参考になりました。
写真が少しありました。
参考になりましたら、幸いです。
https://forum.fine-scale.net/index.php?topic=222.0
有難うございます。
助かります悩むところがだいぶ減ります。
お役に立てて何よりです。
私も再始動します。
先ずはコックピットからです。
ニス仕上げの感じにしました。レプリカの画像やCG画等を参考にしましたが
想像の域は出ません。あくまでも雰囲気です。
いい感じのコックピットですね。
座席側面は、閉じられたんですか。
これ以上はやりようが無いので閉じました。
次の作業もありますので。
ウイングとエンジンカウル及びスピナーの制作です。
尾翼類は板状なので表面はほぼこのままの感じ、主翼はリブラインの細工をします。
カウルとスピナーは石膏で雌型を作りガラスクロスをFRPで成形しようかと思ってます。
主翼の木目は良く通っていますね。
ガラスクロスとFRPは、強度的なことですか。
シーラーか何かを塗っての石膏型取りですか。
質問ばかりですいません。
カウルは放熱のためと思われる穴がいくつも開いていて強度的に弱くなりそうなので
薄くて丈夫な方法と思いガラスクロスかな!と思ってます。エンジンのこともありますので。
石膏の内側に離型剤を塗ってやるつもりです。
上手く行くといいのですが。
いつもながら、良い方法を思いつかれますね。
参考になります。
FRP成形してみました。
気温の違いと凝固剤の配分の兼ね合いで凝固する時間が極端に変わり気泡が残ったりと
手間取りましたがエポキシ接着剤で修復してなんとか使用できる程度にできました。
石膏はカウルが2分割、ボトム側がトップ側よりも膨らんでおり上に引き抜くことができないためです。
スピナーは上に引き抜けますので分割なしです。
2枚重ねで肉厚は1〜1.5ミリ位で強度は問題ないです。
美しいですね。
すごい技術ですね。
学生の頃、彫塑を石膏型で取ってFRPとガラス繊維で造形したことがありましたが、気泡だらけでした。
FRPは、筆で塗られたのですか。
筆で塗りました。乾いては塗り乾いては塗りで何度か重ねました。
ローラーがあればいいのですがこれに使える小さなローラーはなさそうです。
繰り返し塗っていると下に溜まり厚くなりますので後でルーターで整形してます。
マスクとゴム手袋は必須ですね!
なるほど。型を分割されているのですね。
TSMCの白根さんは、アルミの薄板を苦労して作って工作しておられました。最終的には、木で裏打ちされていましたが。
FRPなら強度も十分ですね。
ランディングギアの支柱とハリセンの支柱の制作です。
0.4ミリのアルミ板を檜板でサンドウィッチして厚みを調整したものです。
胴体と合わせるのが難しく調整が必要です。
資料を探しながら作業してますが困った画像が見つかりました。
主翼にエルロン用の翼のついているタイプが出てきました。エレベーターにはタブまでついてます。
年号は1913年となってます。キャプションの間違いなのかな?とも思っているのですが。
悩みそうです。
すごい写真を発見されましたね。
少し調べてみました。
記録には、ワーピングのみの機体だとして、レプリカもエルロンが無いものばかりのようですが、Owls Head Transportation Museum の Deperdussin GB Racerには、エルロンがあります。これは、1977年に飛行安定のためのレプリカに施された物だと思われるのですが、何かの資料に1913年当時にもエルロン様の構造があったということに基づいて制作されたのかもしれません。
尾翼のタブ様の物も謎ですね。
模型では、エルロンとタブの再現をされた方が興味深い"1913年のDeperdussin racer"になりますね。
追伸
この写真は、レプリカの物ではないかという情報がありました。
色々調べていただき有難うございます。
1977年ですか?ひよっとして1917年!?
1914年には第一次世界大戦が勃発し1917年頃にはフランスなら戦闘機のスパッドにもエルロン機能は
すでに有った訳ですからこの2〜3年の間にテストで使用されていたのかなぁ〜、と想像もできます。
もしそうならばまさに興味深い機体になります。
エルロンとタブ機能付ける方向で進めようと思います。
言葉が足りませんでした。1977年で間違いありません。
Deperdussin Monocoque Racer.jpg
写真のOwls Head Transportation Museum にある機体は、1913年の実機ではなく、1977年に Roland Payen の設計・監修で製作された飛行可能なレプリカです。Jean Salis が1977年5月19日に初飛行し、その後フランスで F-AZAR として登録された機体が、現在の Owls Head の N78TJ につながっているようです。
したがって、Owls Head 機に付いているエルロンは、1913年の Prévost 機にもエルロンがあったことの直接の証拠にはできないと思います。1977年の飛行用レプリカでは、wing warping を通常のエルロンに変更した可能性があります。
なるほど随分と後になって制作されたのですね。
1913年時点ではエルロンのない方が正しいという事ですね!?
ここは歴史に則って従来通りエルロンとタブは無い方向にしようと思います。
色々お手数かけました。
私は、この1913年の写真の追跡をしばらくしてみようと思っています。
分かり次第、お知らせします。
ボトム画像.jpg
私もなんとも気になりますのでよろしくお願いします。
仕上がりが良くないのですがなんとかエンジンが出来ました。
ロータリーエンジンの14気筒、カウルにはギリギリでおさまりました。
それとエルロンの付いた写真ですがよくよく見るとやはりレプリカではないかと思えてきました。
胴体に微かに模様がついていますがレプリカの胴体と似てるように思います。それと乗降用のステップも見えます。オリジナルにはありません。加えて主翼の長さが長く先端の形も違うように見えます。
ハリセンもダブルです。
展示の際、カウルを変え尾翼のタブを外して見栄え良くしたのではないかなと思いますがどうでしょう?
エンジンのシリンダーのフィンはどのように作られたのですか?
撮影用と飛行用を変えたというのは、あると思います。タブは、時代としては合わないですね。
フランス資料のアーカイブを教えて頂いたので、詳細に調べようと思っています。
フランス語に悪戦苦闘中・・・
https://gallica.bnf.fr/accueil/fr